HYBEの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
HYBEの社屋(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】人気K―POPグループのBTS(防弾少年団)が所属する韓国芸能事務所のHYBE(ハイブ)が3日発表した2022年7~9月期の連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比7.6%減の606億ウォン(約63億円)だった。新人アーティストのデビューなどに伴うコストがかさんだ。純利益は90.9%増の949億ウォン。 売上高は30.6%増の4455億ウォンで、7~9月期として過去最高を記録した。公演による売り上げに加え、グッズやゲームの販売が伸びた。 分野別では、アルバムの売上高が0.4%減の1292億ウォンだった。 公演関連の売上高は472億ウォン。前年同期は新型コロナウイルスの影響でゼロだった。 広告・出演料・マネジメント関連は11.7%減の298億ウォン、グッズやライセンス、コンテンツ、ファンクラブ、ゲームなどの売上高は34.7%増の2393億ウォンだった。 HYBEのイ・ギョンジュン最高財務責任者(CFO)は、7~9月期にSEVENTEEN(セブンティーン)とENHYPEN(エンハイプン)がミリオンセラーを達成し、新人のNewJeans(ニュージーンズ)が58万枚のセールスを記録したことも、売上高に貢献したと明らかにした。 また、NewJeansはファッションやビューティーなどさまざまな業界の企業からラブコールを受けており、成長が期待されると説明。公演部門ではSEVENTEENとTOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)のワールドツアーがあったとし、ほとんどの公演が全席完売を記録したため、来年はさらに大きな会場でより多くの観客を迎えられるだろうと見込んだ。 営業利益の減少については、新人のデビューなどに伴うコストを反映したことで、売上高から売上原価を差し引いた売上総利益が減ったためと説明した。 イ氏は、7月から放送された日本の新人グループ、&TEAM(エンティーム)のオーディション番組の制作コストなどを反映したほか、TXTやENHYPENといったアーティストのコンサートにより原価率が上昇したとしている。 同社は収益のBTS依存が課題に挙げられるが、イ氏はBTSを除くHYBEのアーティストによる売上高は年平均3倍ずつ成長しているとし、新人の成果で開発コストの回収が早まっていると伝えた。
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