犠牲者の指紋採取のため京畿道高陽市の病院を訪れた警察関係者=30日、高陽(聯合ニュース)
犠牲者の指紋採取のため京畿道高陽市の病院を訪れた警察関係者=30日、高陽(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院で29日夜に起きた雑踏事故を捜査中のソウル警察庁は31日、同事故の死者154人全員の身元を確認したと発表した。 警察は事故原因の究明と責任追及に向けて捜査に集中する予定だ。同日午後2時から事故現場で国立科学捜査研究院と合同鑑識を行っている。前日は目撃者44人に対する聞き取り調査を行った。また、事故現場周辺の防犯カメラの映像も入手し、事故当時の状況を詳しく分析している。 政府の中央災難(災害)安全対策本部によると、31日午前6時現在、同事故の死傷者は303人に上る。死者が154人、重傷者が33人、軽傷者が116人。外国人の死者は26人で、国籍はイランが5人、中国、ロシアがそれぞれ4人、米国、日本がそれぞれ2人、フランス、オーストラリア、ノルウェー、オーストリア、ベトナム、タイ、カザフスタン、ウズベキスタン、スリランカが各1人だった。
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