韓国電力公社は10月から電気料金を1キロワット時当たり2.5ウォン引き上げると発表した(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国電力公社は10月から電気料金を1キロワット時当たり2.5ウォン引き上げると発表した(資料写真)=(聯合ニュース)
◇10月から電気料金値上げ 4人家族なら月約230円増 韓国電力公社は、10月1日から電気料金を1キロワット時当たり2.5ウォン(約0.25円)引き上げると発表した。同公社は「燃料価格高騰による価格シグナルの提供や効率的なエネルギー使用を誘導するため、累積した燃料費引き上げ要因などを反映し消費者電気料金を引き上げる」と説明した。すでに発表され10月から適用される今年の基準燃料費の引き上げ分を加えると、10月からの電気料金の引き上げ分は1キロワット時当たり7.4ウォンに達する。使用料が平均的な4人家族の場合、月平均で2270ウォン(約230円)上がることになる。◇韓米・韓日の高官が電話協議 北ミサイル受け2日連続 外交部で北朝鮮問題を担当する金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長はフランスの韓国大使館で29日(現地時間)、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射を受けて米国務省のソン・キム北朝鮮担当特別代表、日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長とそれぞれ電話協議を行った。両氏との電話協議は2日連続。金氏は、北朝鮮がここ5日間で3回の弾道ミサイル発射を強行したことについて深刻な懸念を共有。2国間、3カ国間の連携を引き続き強化していくことを申し合わせた。◇尹大統領支持率24% 低俗発言問題で再び過去最低 世論調査会社の韓国ギャラップが発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週比4ポイント下落の24%、不支持率は4ポイント上昇の65%だった。尹大統領の支持率が就任後最低の24%を記録したのは8月第1週に続き2回目となる。韓国ギャラップは「不支持率の理由では外交、低俗発言波紋に関する言及が目立った」と分析した。◇尹大統領 進むウォン安・ドル高に「緊張感持って措置」 尹錫悦大統領はソウル市内で第3回マクロ金融状況点検会議を開き、金融市場で不安心理が広がっている状況に関して「経済副首相を中心に国内外の経済状況点検体制を24時間稼働し、一寸の隙もなく対応してほしい」として、「政府がさらに緊張感を持ち、準備された非常措置計画に従って適時に必要な措置を取る」と述べた。尹大統領は例のないウォン安・ドル高の影響で金融市場や外国為替市場の変動性が拡大し、世界的な利上げと市場不安により実体経済の悪化が懸念されるとして、さらに緊張感を持って対応しなければならないと強調した。◇外相が北朝鮮制裁強化検討 海上・サイバー・金融など 朴振(パク・ジン)外交部長官は、北朝鮮の相次ぐ短距離弾道ミサイル発射について、記者団に「断固として対応し、必要なら北に対する制裁も強化することを検討する」と述べた。制裁強化案としては「海上、サイバー、金融などいろいろな分野があるため、適切な水準で対応できるよう検討していく」との考えを示した。朴氏が制裁強化策として言及した「海上」は北朝鮮の海上での「瀬取り」を通じた密輸禁止を、「サイバー」は暗号資産(仮想通貨)の奪取を通じた核開発資金確保の遮断を念頭に置いたものとみられる。
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