握手を交わす尹大統領(右)とハリス副大統領(大統領室通信写真記者団)=29日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす尹大統領(右)とハリス副大統領(大統領室通信写真記者団)=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府が来月、国連総会第1委員会(軍縮)で、破壊的な直接上昇型ミサイルによる衛星破壊実験を実施しないことを宣言する。外交部が29日発表した。 黄浚局(ファン・ジュングク)国連大使が来月3日に開会する国連総会第1委員会の基調演説で、衛星破壊実験を今後実施しないことを宣言し、他国にも同調するよう呼びかける予定という。 同実験は地上や空中からミサイルを発射し、衛星などを破壊するもの。通常、機能不全となった自国の衛星を破壊するために実施する。この実験で発生した宇宙ごみが、別の人工衛星などに影響を及ぼす恐れがあり、国際社会で問題となっている。 同宣言は米国が今年4月に他国に先駆けて発表した。 一方、ホワイトハウスによると、米国のこの宣言を発表したハリス米副大統領は、この日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を表敬訪問した席で、韓国が同実験を巡り、米国に同調することに歓迎の意を表明した。 他国による同じ趣旨の宣言は、カナダ(5月9日)、ニュージーランド(7月1日)、日本(9月12日)、ドイツ(9月13日)が行っている。
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