今月30日「日米韓合同演習」が実施される(画像提供:wowkorea)
今月30日「日米韓合同演習」が実施される(画像提供:wowkorea)
朝鮮半島情勢が緊迫している。

ハリス の最新ニュースまとめ

北朝鮮が一時中断していたミサイルの連続発射を再開した中、すでに準備を終えたものとみられる核実験の具体的な時期まで取りざたされている。

米韓は今月26~29日の期間、米原子力航空母艦ロナルド・レーガン艦(CVN-76)をはじめとした20余隻の艦艇が投入された「合同海上演習」を実施したことにつづき、30日には日本まで合流した「日米韓合同演習」を実施する。韓国政府は「北朝鮮の核・脅威の高度化に伴う対応次元だ」という立場である。しかし「竹島(韓国名:ドクト・独島)から約150キロメートル・80海里しか離れていない地域で、日本の海上自衛隊とともに演習を行なう」ことが伝えられたことで、今後物議をかもすことが予想される。

ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は29日記者たちに、朝鮮半島情勢について「きのう北朝鮮が再びミサイルを発射し、国家安全保障会議(NSC)常任委員会会議を開いた」とし「北朝鮮のミサイル発射が、ことしすでに20回を超える。安保とは “タダ”ではなく、あらゆる経済活動の基礎となる」と語った。つづけて「今、米韓の海上演習が何年かぶりに実施されていて、きょうはカマラ・ハリス米副大統領が訪韓する」と語った。

ハリス副大統領は、尹大統領との面談やDMZ(非武装地帯)の訪問などを通して北朝鮮の挑発行為を批判し、強固な米韓同盟を強調するものとみられる。

韓国政府は、北朝鮮の日ごと高度化されていく核・ミサイル脅威に対応し、米韓はもちろん日米韓の協力を強化する方針である。今月30日には日本海の公海上で日米韓合同演習を実施する。

このことについて、国会国防委員会所属のアン・ギュベク“共に民主党”議員は前日、フェイスブックを通じて「30日に、日米韓3か国の海軍が東海上で合同演習を実施する」と明らかにした。アン議員は「たとえ予定された演習場所が韓国作戦区域(KTO)の外側だとしても、独島からわずか150余キロメートルしか離れていない場所だ」とし「有事になれば、朝鮮半島問題において日本の海上自衛隊の介入を許すということなのか、尹政府の安保観に疑問を投じざるを得ない」と批判した。

日米韓が合同対潜演習を実施するのは、2017年4月以降5余年ぶりである。日米韓3か国の海軍はこれまで、探索・救助など人道的支援の訓練を皮切りにミサイル警報・探知・追跡につづき対潜演習まで、協力の範囲をだんだんと拡大させている。韓国政府は「国民世論」とともに「北朝鮮の核・ミサイル脅威の高度化」という現実を、同時に考慮しなければならない立場である。

ただ「北朝鮮の核・ミサイル脅威が増大しても、独島領有権を主張している日本と独島近くで合同演習を実施することには慎重であるべきだ」という意見も出ている。5年前に実施された日米韓の対潜合同演習は、チェジュ(済州)南方の日韓中間水域の公海上で実施されている。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96