尹大統領「ハリス米副大統領とIRAなどについて議論する」

韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は29日、米国のハリス副大統領との接見に関連し、「十分にできなかった話をする」とし、インフレ削減法（IRA）など両国の懸案について議論することを示唆した。

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尹大統領はきょう午前、ソウルのヨンサン（龍山）大統領室に出勤する際、記者らに会い「100か国以上が集まる多国間会議では両者（米韓）が長時間、内密な話をするのは難しい」と話した。

これに先立ち、尹大統領は英国・米国・カナダ歴訪中にバイデン米大統領と会い、IRAなどに対する懸念を伝えた。これに対しバイデン大統領は「懸念を理解する」とし、協議を続けようと答えた。

また、北朝鮮のミサイル挑発についても言及した。尹大統領は、「きのう北朝鮮が再びミサイルを発射し、国家安保会議（NSC）常任会議を開いた。私も遅い時間まで待ち、報告を受けてから退勤した」とし、「北朝鮮のミサイル発射がことしに入りすでに20回を超える」と強調した。そして、「安保というものはたたではなく、すべての経済活動の基礎となる」と付け加えた。