ソウルの繁華街・明洞でマスクをして歩く人たち(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウルの繁華街・明洞でマスクをして歩く人たち(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルス対策の屋外でのマスク着用義務が26日に全面解除されるのに続き、入国後のPCR検査や感染者の隔離義務も解除される可能性が高まっている。 韓国政府は今年5月に屋外でのマスク着用義務をなくしたが、50人以上が集まる屋外での集会への参加時や公演、スポーツ試合の観覧・観戦時は引き続き着用を求めていた。だが、今月23日にこれらのマスク着用義務を全面解除する方針を発表。追加の緩和措置も検討中だと明らかにした。一方、屋内でのマスク着用義務は当面維持するとした。 あわせて、国民1万人を対象に行った新型コロナの抗体陽性率調査で「ワクチン接種と自然感染により約97%が抗体を持っていることが分かった」とも説明。疾病管理庁は規制より勧告・国民の自主的参加による防疫規則の定着が重要だとして、規制を緩和する方向性をあらためて示した。 入国後1日以内のPCR検査義務の緩和も近く発表される見通しだ。韓国は6月8日にワクチン未接種者を含め全ての入国者に対し入国後の隔離義務を解除し、さらに9月3日からは入国前の検査義務もなくした。変異株の流入を防ぐために入国後1日以内のPCR検査義務は維持しているが、実際に検査を受けない人も多く、これに対する実質的な措置と管理は現実的に難しいと指摘されてきた。これも解除されれば入国者に対する全ての制限がなくなる。 また、感染者に対する7日間の隔離義務を段階的に緩和することも検討している。海外の動向や国民の抗体保有率などを踏まえて義務隔離期間が短縮される見通しだ。
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