北朝鮮、日本海向けに弾道ミサイル発射…米国の核空母入港、武力示威か

ヘラルド経済新聞など複数の韓国メディアによると、北朝鮮が25日、日本海（韓国:東海）に向けて未詳の弾道ミサイルを発射したと、韓国の合同参謀本部が明らかにした。

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　北朝鮮は今年に入って弾道ミサイルを17回、巡航ミサイルを2回発射している。尹政権発足後、ミサイルの発射だけで5度目だ。

　北朝鮮は、米国の核空母入港など戦略資産の展開に合わせて武力示威を敢行したものと分析される。

　これに先立ち23日、韓国海軍と合同演習を行うために、米原子力空母ロナルド・レーガンが釜山作戦基地に入港している。

　北朝鮮は米戦略資産の展開に合わせて武力示威を敢行することで、朝鮮半島情勢の緊張高揚の責任を米韓に転嫁し、内部の結束を固めようとしているものとみられる。

　25日国際新聞によると、韓国国防相のイ・ジョンソプ（李鐘燮）氏が24日、プサン（釜山）作戦基地に入港したロナルド・レーガン号を訪れ空母運用について報告を受け、堅固な米韓連合作戦態勢の維持を要請したという。

　北朝鮮の弾道ミサイル発射準備動向が軍当局に捉えられた中でも、米韓軍首脳部が米国の代表的な戦略資産である空母を一緒に訪れ、堅固な連合防衛態勢を強調している。北朝鮮の弾道ミサイル発射には、米韓連合作戦に対する警告が背景にあるものとみられる。