「済州道は例外だと思っていた」…好調だった済州道の住宅価格も下落=韓国(画像提供:wowkorea)
「済州道は例外だと思っていた」…好調だった済州道の住宅価格も下落=韓国(画像提供:wowkorea)
住宅価格の高騰と金利の上昇などが影響し、全国のマンション価格が下落している中で、今年も着実に上昇傾向を維持していたチェジュド(済州道)内のマンション価格が下落傾向に転じた。一時、セカンドハウスブームで済州道外からの投資が続いていた。しかし、景気が低迷し、購入の勢いが消えたことなども原因と分析される。

 3日、政府系機関の韓国不動産院によると、8月5週目(8月29日時点)の済州道内マンションの売買価格は0.01%下落した。最近数年間、着実に上昇傾向を続けてきたのが、3週間前に0.05%下落し始め、3週間連続下落傾向を続けている。

 韓国国土交通省の実取引価格公開システムによると、済州市ノヒョン(老衡)洞にある「eピョナンセサン、専用面積125平方メートル」は、昨年10月に12階の物件が12億7000万ウォン(約1億3000万円)で取り引きされた。しかし、今年の2月には1階の物件が10億7000万ウォン(約1億1000万円)で売買されている。1階という階数による短所はあるものの、4か月で2億ウォン(約2000万円)下落したことになる。

 一時、済州道やカンウォンド(江原道)でセカンドハウスブームが起きた。しかし、最近になってブームが冷めてきたことも要因になっている。不動産情報プラットフォーム「アシル」によると、済州道ソグィポ(西帰浦)市で済州道外からの取引量は、昨年7月34.5%(113件中39件)だったのが、今年7月には31.5%(57件中18件)に落ちた。

 このように済州道外からの購入が減ると、済州道内のマンション取引量も昨年と比べ2倍以上減った。済州市の不動産業者は「3、4か月前から済州道外の投資家からの問い合わせがほとんどない。購入する人が減っているため、売り手もまだ顔色をうかがっている」と述べた。
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