趙報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
趙報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙重勲(チョ・ジュンフン)報道官は29日の定例記者会見で、北朝鮮の食糧事情について、不足量が年平均80万トン前後と推計しているとし、「北は国境封鎖を続けており、また外部から入ってくる量が減少していることに加え、気象状況のような変数もあり、今年も食糧事情は厳しくなるだろう」と見通した。 また「具体的な不足状況はさらに見極めて判断する必要がある」と話した。 北朝鮮がインド産のコメの輸入を推進しているとする米メディアの報道については、統一部が確認した新たな内容はないと説明した。 米政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)はこの日、北朝鮮がインドからコメ1万トンの輸入を推進していることが確認されたと報じた。 一方、統一部は、北朝鮮の非核化措置に合わせて経済支援などを行うという韓国政府の「大胆な構想」に北朝鮮人権問題が含まれるかについて、「構想が履行されれば、北で人権改善が起きる可能性がある」と説明した。 また権寧世(クォン・ヨンセ)統一部長官が北朝鮮戦略センターの姜哲煥(カン・チョルファン)代表との面談で、大胆な構想には北朝鮮人権問題が含まれていると発言したとされることに関連し、趙氏は「大胆な構想の履行は、北の非核化と南北関係の好循環を通じて、住民の生活の質など北の人権改善をもたらすという趣旨の言及」と説明した。
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