尹大統領「8・15赦免は、何よりも民生・経済回復に重点」＝韓国

韓国のユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は12日、“8・15光復節（日本の植民地支配から解放されたことを祝う日）特別赦免”について「何よりも民生と経済回復に重点を置く」として、赦免の基調を明らかにした。

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尹大統領はこの日の午前、ソウル大統領室への出勤前、記者たちに「きょうはご存じの通り、光復節赦免のための国務会議が10時から始まる予定だ」として、先のように語った。

つづけて「具体的な赦免の内訳は国務会議が終わり次第、政府第1庁舎で法相が国民の皆さまに詳細を説明してくれるだろう」と付け加えた。

“赦免の対象は経済人を主とし、政治家が外された理由は何なのか”という質問に、尹大統領は「今は全世界的に経済の不安と変動性が拡大しているためだ」とし「最も重要なのは民生だ」と強調した。

つづけて「民生は政府も支援しなければならないが、経済が活発に回っていけば民生が息を吹き返すため、そこ（経済人の赦免）に重点を置いた」と説明した。

政界の内外では「今回の赦免は、サムスン電子のイ・ジェヨン（李在鎔）副会長やロッテグループのシン・ドンビン（辛東彬・重光昭夫）会長などの経済人を中心に行なわれるだろう」という見方が有力で、イ・ミョンバク（李明博）元大統領などの政治家たちは対象から外れることが伝えられている。