ムン・ソンミョン(文鮮明)氏に次ぐ「ナンバー2」と呼ばれたクァク・ジョンファン(郭錠煥)世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元世界会長が、安倍晋三元首相の銃撃死亡事件と関連し公式的な立場を発表すると予告した。

郭元会長は19日にソウルのホテルで記者会見を開き、安倍元首相の事件について立場を発表する。

郭元会長側は、「暗殺犯の殺害動機が母親の統一教会に対する過度な献金だったということが明らかになった」とし、「過去に統一教会に身を捧げた者として心から謝罪するとともに、こうした事件が発生した原因について明らかにしたい」と述べた。

郭元会長は1958年に統一教会に入信し、統一教会の初代世界会長、統一グループ会長などを務め、統一教会内のナンバー2としての立場を固めた人物だ。

これに先立つ今月8日、奈良県奈良市で参議院選挙の遊説を行っていた安倍元首相に向け自作の銃で銃撃した山上徹也容疑者(41)は、自身の母親が統一教会に約10億ウォン(約1億円)を献金し家庭が破産したことが犯行の動機だと明かした。

その後、統一教会に恨みを抱いた山上容疑者は当初、統一教会の指導者を殺害しようとしたものの、接近が難しく統一教会と関係があると考えた安倍元首相を殺害したと供述した。
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