中国、新型コロナ感染者急増、農村での医療インフラ不足=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国、新型コロナ感染者急増、農村での医療インフラ不足=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国の新型コロナ防疫措置が緩和されて以来、各地域で感染者が急速に増えている。大都市ではなく農村地域で感染者が増えており、中国の医療インフラの限界を示していると指摘されている。

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5日、中国国家衛生健康委員会は前日、全国31省(香港・マカオを除く)で地域社会内の感染者69人が確認されたと発表した。安徽(あんき)省52人、陝西(せんせい)省7人、北京3人、上海3人、山東省3人、広東省1人が確認された。

無症状感染者は266人で、感染者と無症状感染者を合わせた本土内の新規感染者は335人で、前日(380人)に続き、2日連続300人を超えた。

中国は6月初めまでは感染状況が落ち着きを見せたが、先月末から安徽省を中心に感染者が増えている。安徽省では先月26日から前日まで感染者数がすでに1000人を超えており、蘇州市など一部の地域が事実上封鎖されている状態だ。周辺都市では、全住民を対象にPCR検査を行っている。

専門家らは、安徽省の感染者数が急速に増えている理由は、北京や上海などの大都市とは異なり、医療インフラが不足しているためだと見ている。安徽省で感染者が最も多く発生した地域は、県級農村地域だ。

中国の環球時報は専門家たちを引用して「北京や上海のような中国都市は新型コロナに対処するために完全なシステムを構築していく反面、医療資源が不足している県級農村地域は深刻な試験に直面している」とし「北京と上海が苦い教訓を通じて得た経験は低開発地域には適用しにくい」と指摘した。

一方、上海では感染者8人(無症状感染者5人)が確認され、2日から4日までで地域内感染者が発見された。これを受け、上海市は高危険地域1か所と中危険地域4か所を追加した。中高危険地域になると移動に制約を受ける。上海は先月1日に封鎖を解除した後、24日と25日の2日連続で新規感染者が1人も発生しなかったため「ゼロコロナ」に成功したと評価した。
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