日韓関係に雪解けの兆し…年内に首脳会談実現するか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
日韓関係に雪解けの兆し…年内に首脳会談実現するか=韓国報道(画像提供:wowkorea)
最悪の氷河期を迎えている日韓関係が変化の兆しを見せている。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は就任から50日後に岸田文雄首相に会い、「日韓関係の未来志向的な関係」を約束した。両首脳は4年9か月ぶりに開催される日米韓首脳会談で再び会いスキンシップを強化する。日韓関係改善の課題である元徴用工問題など歴史的問題を解決するための実務的な作業も進められている。これにより日韓首脳会談の年内開催の可能性が垣間見えてきた。

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尹大統領は28日(現地時間)夜、スペイン国王フェリペ6世が主催した晩さん会で岸田首相と初めて対面した。尹大統領は岸田首相に会い、3~4分間言葉を交わした。

尹大統領は、「私と参謀は参議院選挙が終わった後に日韓懸案を迅速に解決し、未来志向的に進む考えを持っている」と話した。岸田首相は「感謝する」とし、「尹大統領が日韓関係のため努力してくれていることは理解している。日韓関係がより健康な関係に発展できるよう努力しよう」と答えた。

尹大統領と岸田首相は29日(現地時間)に開かれる日米韓首脳会談で再び会うことになる。3国の首脳はこの席で北朝鮮のミサイル挑発と関連した対応協力を議論するものとみられる。北朝鮮問題をきっかけに日韓関係の改善が期待される。

また、韓国政府は歴史問題を解決するための実務作業に着手した。外交部(外務省に相当)は、元徴用工側を含め学会、法曹界、経済界などさまざまな主体が集まり虚心坦懐(たんかい)に元徴用工問題の解決方案について意見を交換する「民官協議体」の発足を準備している。

アサン(峨山)政策研究院のチェ・ウンミ研究委員は、「現在の状況で日韓首脳会談の年内開催を予測するのは少し早い気がする」としながらも、「(被害補償と関連し)被害者の同意を得られるかどうかによって(首脳会談)実現の速度が変わってくるだろう」と話している。
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