2月にソウルで記者会見を開いたキンタナ氏=(聯合ニュース)
2月にソウルで記者会見を開いたキンタナ氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者が27日から3日間の日程で来韓する。ソウルの国連人権事務所が23日、伝えた。今夏に任期を終える予定の同氏が任期中に来韓するのは今回が最後になる見通し。 キンタナ氏は28日午後、ソウル大で北朝鮮における人権状況に関する講演を行い、特別報告者を務めた6年の任期を振り返る。 29日午前には外国人支援施設のソウルグローバルセンターで国内メディアの質問に応じる予定という。 また韓国滞在中、政府や北朝鮮関連団体の関係者とも面会するものとみられる。 黄海を漂流していた韓国の男性公務員が北朝鮮軍に射殺された2020年の事件を巡り、コメントを発表するのか、また同事件の遺族と面会するかも注目される。 キンタナ氏は2月に来韓した際、射殺された男性の兄と面会して嘆願書を受け取り、記者会見では同問題を巡り、「家族の知る権利を政府が認めることを促す」とし、政府に向け情報公開を呼び掛けた。 北朝鮮の人権問題に関する国連特別報告者は、2004年に国連人権理事会の決議により設置された。北朝鮮の人権状況を調べ、国連総会と人権理事会に報告する役割を担う。
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