文元大統領を嘲弄するウェブトゥーンが中断… 「風刺もできないのか」vs「名誉毀損」=韓国(画像提供:wowkorea)
文元大統領を嘲弄するウェブトゥーンが中断… 「風刺もできないのか」vs「名誉毀損」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン元大統領を嘲弄(ちょうろう)するような内容で議論となったネイバーウェブトゥーン「ムンケットモンスター」が掲載2日で臨時中断された。

 21日、ネイバーウェブトゥーンによれば「挑戦漫画」のコーナーを通じて17日に初めて公開された「ムンケットモンスター」は利用者の申告で掲載2日後に臨時中断された。「挑戦漫画」はウェブトゥーン作家志望生など誰もが自由に作品を載せることができる創作漫画掲示板だ。

 議論となった該当ウェブトゥーンには日本漫画「ポケットモンスター」のキャラクター「チコリータ」を借用した「ムンコリータ」が登場する。 現社会の就職準備生がコンピューターに吸い込まれ、「ムンコリータ」に会う内容だ。

 問題はウェブトゥーンの中の「ムンコリータ」がムン元大統領のような丸いメガネフレームを着用し、ムン元大統領の大統領選挙当時のスローガンである「まずは人だ」という文句を引用したという点だ。また、ムン元大統領の言葉遣いをこっけいに表現したりもした。

 このような点を挙げて、一部からはこのウェブトゥーンがムン元大統領を嘲弄しようとする意図があると主張した。このウェブトゥーンは利用者の申告によって掲載が中断された。

 これに対しネイバーウェブトゥーン側は「挑戦漫画に上がってきたムンケットモンスターが誹謗(ひぼう)・悪口だとして3回以上申告があり、掲載を臨時中断した」と説明した。

 ただし「申告理由について掲示者に説明を進め、掲示者がこれを受け入れて内容などを修正すれば再び掲載されることができる」として「悪口・誹謗などが掲載中断理由の場合、30日以後にも異議申請を受け付けている」と付け加えた。

 一方、掲載中断に対しネットユーザーの間では反発の声も上がった。一部では「元大統領の風刺もできないのか」「表現の自由の抑圧だ」などの反応を示し、掲載中断を批判した。
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