大邱警察庁と大邱消防安全本部などによると9日、この日午前10時55分頃、大邱寿城区泛魚洞大邱地裁近くの7階建てビルの2階から火が出た。
この火災によって、建物内にいた弁護士を含む7人が死亡した。また、同じ建物で49人がやけどを負ったり、煙を吸うなどして、このうち31人が病院に搬送された。
死者は全員火が出た2階の事務所に残された人であったことが分かった。放火した容疑者を除く6人のうち1人はこの事務所の弁護士で、残りは職員であったことが確認された。死者は全員キョンブク(慶北)大病院に運ばれて、安置された。
警察・消防による現場合同鑑識の結果、火災が発生した事務所は密閉された構造であるうえ、地下を除いて地上層にはスプリンクラーが設置されていなかったため、被害が大きくなったと推定されている。消防当局は「火災のあった建物の地下層だけスプリンクラーがあり、地上層にはスプリンクラーが設置されていなかった」と明らかにした。
警察は最初の通報内容などに基づいて、放火の可能性があるとして火災の原因について調査している。放火した容疑者A氏(53)は、裁判で敗訴したことに不満を抱いて、相手の弁護士事務所に引火性物質を持って入って、事務所に火をつけたものと見ている。A氏は大邱のある商業複合マンション新築事業に投資した資金の返還を求める訴訟を起こしたが、敗訴したことが分かった。
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