ロシア、クリミア半島と本土の陸路再建、ウクライナ南部統制権強まる(画像提供:wowkorea)
ロシア、クリミア半島と本土の陸路再建、ウクライナ南部統制権強まる(画像提供:wowkorea)
ロシアがウクライナ南部のクリミア半島から本土につながる陸路を再建したと明らかにした。ウクライナ南東部地域に対するロシアの支配力を一層強めたと見られる。

8日(現地時間)、ニューヨークタイムズ(NYT)によると、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は前日、「ロシア軍がロシア国営鉄道企業と協力し、ウクライナ南部のクリミア半島とヘルソンから東部のドンバスにつながる750マイル(約1207km)にわたる線路を復元した。クリミア半島とロシア本土を結ぶ陸路も開放した。クリミア半島北側の運河を再建し、再び水が流れるようになった」と述べた。

ロシアがクリミア半島を本土と「物理的」に連結したのは、この地域が完全にロシアの領土というイメージを植え付ける意図だと見られる。ロシアは2014年、クリミア半島を併合し行政区域に編入したが、国連はこれを承認しないという決議案を通過させるなど、国際社会から認められていない。

NYTは「クリミア半島とロシアの陸路連結はロシアが今回の侵攻を通じて達成したい目標の一つだった。ロシアはクリミア半島で自国通貨を使用するようにし、同地域の管理も独自任命しており、今回の連結でロシアはウクライナ南部統制権をさらに強化した」と評価した。

また、クリミア半島とロシア本土の陸路及び鉄道が再び連結されたかは確認できなかったが、衛星を通じてクリミア半島に水が流れていることが確認されたと報じた。

ウクライナの軍事研究機関はクリミア半島とロシア本土の連結について「占領地で農産物と食品を奪うつもりだ」と主張した。ロイター通信は、ウクライナ農業生産者組合は、ロシアが侵攻後穀物60万トンを盗み、このうち一部は輸出したと報じた。
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