韓国政府、防疫協力の通知文送るも北朝鮮は「無反応」…再度問い合わせるも「スルー」

韓国政府は23日、北朝鮮に新型コロナウイルス防疫協力に関する通知文の受領意思を再度問い合わせた。北側は、韓国政府が送った通知文に反応していない。

　統一部のチョ・ジュンフン報道官はこの日、定例ブリーフィングで「今朝9時、南北共同連絡事務所の業務開始通話時、先週韓国政府が伝達しようとした対北通知文に対する北側の受領意思を問い合わせたが、何の反応もないまま通話は終了した」と明かした。

　韓国政府は去る16日、南北共同連絡事務所を通して新型コロナウイルス防疫協力と関連した通知文を北側に伝達しようと試みた。

　しかし、これまで北朝鮮は通知文の受領（受け入れ）意思を示していない。

　チョ報道官は「北側の反応がない状況だが、今回の米韓首脳会談時、両首脳が対北ワクチン支援など北朝鮮が新型コロナウイルス状況を克服するために必要な支援をする意思があることを（韓国政府は）明らかにした」とし、「新型コロナウイルスに対する南北間の協力はスピード感をもって対処すべきであり、国際機構を通じた支援など迂回的な方案を考慮するが、まずは北側が南北間の協力に応じることを期待している」と述べた。