「バイデン大統領の日韓歴訪は、安保と経済領域において “中国を圧迫すること”に焦点を合わせている」とみている中国が、米国に対してけん制球を投げた。「韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)政府との協力強化を通じて、中国包囲網を拡大する旅程になってはならない」という思いを表したかたちとなった。
中国外務省の報道官はきのうの定例会見で「われわれは『バイデン大統領のアジア歴訪は、中国をねらったものではない』というジェイク・サリバン米国家安保補佐官の発言に注目している」とし「米国の言行一致を望む」と語った。
つづけて「地域の国々とともに、密かに分裂と対抗の策略を企(たくら)むことなく協力を論議することを願い、閉鎖的で排他的な小グループを作らず開放的で包容的な友人グループを作ることを願い、アジア・太平洋地域に混乱を起こさず、地域の平和と発展に役立つことをたくさんするように希望する」と強調した。
この報道官は、バイデン大統領の訪日期間(22~24日)に発足するIPEF(インド・太平洋経済フレームワーク)について「中国側は、どのような地域協力の枠であれ平和と発展の時代的潮流に順応し地域の国家間の相互信頼と協力を増進すべきであり、第3者をねらったり第3者の利益を損なってはならず、明確な選別性と排他性をもってはならないと考える」と語った。
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