韓国では新型コロナの拡散以降、麻薬投薬者が大きく増加していることがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国では新型コロナの拡散以降、麻薬投薬者が大きく増加していることがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国では新型コロナウイルス感染症の拡散以降、麻薬投薬者が大きく増加していることがわかった。専門家たちは「“コロナブルー(うつ)”による精神的苦痛を、麻薬で解消しようとする人々が増えている」と分析した。

韓国の新聞社“ヘラルド経済”が警察庁から入手した「麻薬事犯検挙の現況」によると、警察が検挙した麻薬投薬者は2018年の3862人から昨年には6447人となり、3年ぶりに67.7%増加した。

麻薬を投薬する10代も、増加の傾向が示された。検察が昨年送致した10代の麻薬投薬者は450人を記録し、その前年(313人)に比べ43.8%も急増した。2017年の119人と比べると、4倍近くも増えたことになる。

専門家たちは「新型コロナによる憂鬱さなど精神的問題が、麻薬投薬の増加に影響を与えている」と分析した。韓国麻薬退治運動本部の関係者は「すでにヨーロッパでは、新型コロナと麻薬投薬の相関関係を立証した報告書も出されている」とし「新型コロナによる情緒的不安を麻薬で解消しようとする傾向があることが分析されている」と説明した。

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