IAEA事務局長が処理水海洋放出の福島原発を視察=韓国報道(画像提供:wowkorea)
IAEA事務局長が処理水海洋放出の福島原発を視察=韓国報道(画像提供:wowkorea)
国際原子力機関(IAEA)が19日、放射能処理水の海洋放出を準備する福島第1原子力発電所を視察した。

 この日のNHKなどの報道によると、IAEAのラファエル・グロッシ事務総長は福島県にある福島第1原発を訪問し、廃炉作業と処理水の放出準備状況を点検した。IAEAは福島第1原発処理水の海洋放出に対して、日本政府からの要請を受けて計画の安全性を検証している。

 東京電力は来春から福島第1原発の処理水を多核種除去設備(ALPS)で処理した後、海水で薄め、三重水素(トリチウム)の濃度を下げて太平洋に放出する計画だ。

 これと関連して、前日、日本の原子力規制委員会は東京電力の処理水海洋放出計画を承認した。グロッシー事務総長は現地の漁業従事者と他国によって処理水の海洋放出を反対されていることに対して「懸念をよく把握している」とし、「信頼を得る唯一の方法は何が行われるのかを明らかにすること」と話した。

 先立って、先月、IAEAの対策委員会(TF)は最初に発表した報告書で「東京電力と経済産業省が利害当事者と大衆に放出手続きを協議し、疎通するために相当な努力をした」と評した。

 東京電力の説明によると、ALPSで処理水を処理すれば、セシウムをはじめとする62種類の放射性物質を除去することができるが、三重水素(トリチウム)はろ過されない。また、微量ではあるが、炭素14などの核種もALPSで処理した水に残るという。
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