市民団体、性的スキャンダルの野党議員を告発=韓国(画像提供:wowkorea)
市民団体、性的スキャンダルの野党議員を告発=韓国(画像提供:wowkorea)
性的事件を起こした疑惑があるとして革新系最大野党「共に民主党」から除名されたパク・ワンジュ(朴完柱、56)国会議員が、市民団体によって相次いで告発された。

 13日、韓国メディア「ヘラルド経済新聞」によると、市民団体「司法試験準備生の会」は13日、朴議員を職権乱用や私文書偽造、偽計による公務執行妨害などの容疑で、前日最高検察庁に告発状を提出したと明らかにした。

 同団体は「朴議員はセクハラ疑惑が持ち上がった後で被害者を議員免職させるために、被害者の同意なしに、被害者の辞職願いを他人に代理署名させ、偽造した私文書を国会の関係機関に提出させた。これは職権乱用と公務執行妨害にあたる」と説明した。

 一方、市民団体「活貧団」も同日、「党の除名だけで終わることではない」とし、朴議員を性暴力犯罪の処罰などに関する特例法(性暴力処罰法)違反の疑いで、ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)警察署に告発している。

 最大野党のセクハラ疑惑について、同紙は13日付社説で、過去にも「共に民主党」所属の議員が深刻な水準の性犯罪を犯した時、「特段の措置」をすると約束したが、口先だけだったと批判した。

 社説で「同党のセクハラ事件はあまりにも多く、一々挙げることが難しいほどだ。道知事やソウル市長などが関与し、大きな困難を経験したにもかかわらず、同様の事件が再び起きた。ともすれば再発するセクハラ疑惑に、党指導部の約束も信頼できない。朴議員は除名で終わるのではなく、議員職を辞めさせるべきだ。国民は注視している」と指摘した。

 こうした中で、「共に民主党」のパク・チヒョン共同常任選対委員長は、自党のイメージを回復させるために与党の攻撃に乗り出している。朴議員のセクハラ疑惑を謝罪した翌日に、与党「国民の力」のイ・ジュンソク(李俊錫)代表の性接待疑惑を取り上げ反撃した。

 14日、デジタルタイムズによればパク委員長は前日、キョンギド(京畿道)スウォン(水原)にあるキム・ドンヨン(金東兗)京畿道知事候補選挙事務所での会議で「国民の力の李代表には、性接待疑惑や証拠隠滅の疑惑が上がっている。与党は李代表を懲戒すべきではないか」と指摘した。

 これはセクハラ問題に対応する措置が遅いと、与党を攻撃したものだ。

 パク委員長は「国民の力も民主党のように手術するべきだ。少なくともその程度の措置を施してこそ、民主党を批判する資格がある」と声を高めた。
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