駐ロ中国大使の張漢暉(チャン・ハンフェイ)氏は西側諸国の対ロシア制裁の困難を解決するため、中国とロシア間の協力を持続的に強化しなければならないと述べた。 ただアメリカの2次制裁警告を意識したのか敏感な話題に対しては線を引いた。

10日、張大使は最近のインタビューで、西側の対ロシア制裁について「現在、アメリカと西側諸国の対ロ制裁は、中ロ間の実務協力に相当な困難を与えているのが事実だ」とし、「貿易決済と物流の困難を解決するため、両国は協力を強化しなければならない」と強調した。

続けて「中国側は両国間貿易、投資において現地通貨決済の拡大を継続支援する」とし「両国のインフラ組織と金融機関が役割を十分に発揮するようにする」と話した。

今回の張大使のインタビューは、中国が西側のロシア制裁を避けるよう働きかけるという観測が出ている中で行われた。アメリカは中国がロシアを支援する場合、2回目の制裁措置を取ると警告している。これを意識してか、張大使は軍事協力、エネルギー貿易などにおいてアメリカに対しての発言はしなかった。

張大使は「中ロ間貿易においてアメリカドルを放棄する計画はない」としながらも「中国とロシアは貿易決済で実質的で柔軟な形態で協力するだろう」と説明した。それと共に「中国はロシア人が人民元を使ったり預金を保有することを歓迎する。両国中央銀行が各国の支払システムを使用することについて議論するだろう」と付け加えた。
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