韓国臓器組織寄贈院(KODA)は28日、キム・サンヒョン君(12)がケミョン(啓明)大学校のトンサン(東山)医療院で臓器を提供して死亡したと明らかにした。
今月6日、激しい頭痛によって意識を失って倒れたサンヒョン君は病院に緊急搬送されたが、最終的に脳死判定を受けた。
サンヒョン君を諦めることができなかった両親は医療スタッフに「望みがない」という言葉を聞いたにも関わらず、治療を要請した。両親は「再び目を覚ますはず」と希望を抱いたが、サンヒョン君の状態はますます悪くなり、ついに現実を受け入れた。
両親は「善良な子どもだったから、良いことをしながら送ってあげよう」と提供を決心し、サンヒョン君は心臓、左右腎臓、肝臓、両方の肺臓を提供して、23日に天国へ飛び立った。
サンヒョン君は生前、母親が首が痛いと言うときは、「ママが痛くないようにしてあげる医師になりたい」と言う頼もしい息子だった。
サンヒョン君の父親は「生涯君と一緒だから、天国でも元気に過ごしてほしい。愛している」とし「臓器を提供された友達が大人になって良いことをたくさんして健康に暮らして欲しい」と伝えた。
今年、小学校4年生になったサンヒョン君の弟は「お兄さん、元気でね。良いところへ行ってね。ママとパパは心配しないで」と今にも泣き出しそうな顔で最後のあいさつをした。
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