2021年の車両登録台数。左が新車で173万5036台、右が中古車で394万4501台(画像提供:wowkorea)
2021年の車両登録台数。左が新車で173万5036台、右が中古車で394万4501台(画像提供:wowkorea)
起亜自動車は18日、中古車市場の未来に焦点を合わせた中古車事業戦略を初めて発表した。柱となる戦略は大きく3つ。最長1か月、無料で体験した後に購入する組み合わせプログラム、電気自動車(EV)の性能や状態の評価体系の構築と客観的な残存価値の算定基準を策定、パソコンとモバイル、認証済み中古車の専用施設「リコンディショニングセンター」(仮称)と顧客体験センターを通じたオン・オフライン双方による販売だ。同社は次世代自動車関連の教育と共に、2024年まで自社の市場シェアを3.7%以下に制限するなど、中古車業界との共生にも乗り出す。

現代自動車と起亜自動車を皮切りに、韓国GM、ルノーコリア自動車、双竜自動車などの完成車メーカーはもちろん、レンタカー事業のグループ会社を持つSKグループも中古車市場に進出する見込みだ。

ロッテレンタカーは中古車販売企業と共に、BtoC(企業・消費者間取引)事業への進出を検討している。また中古車市場から撤退したSKグループも、約4年ぶりにSKレンタカーを通じ中古車市場へ再進出すると予測されている。

大企業の相次ぐ進出により中古車市場の規模は今後、より膨らむ展望だ。しかし大企業による年内の中古車市場進出の有無は、いまだ不透明となっている。政府が中古車市場を開放する前提条件として、完成車メーカーによる中古車購入の制限や中古車販売業者に対する新車販売免許の付与などを含む自律調整を巡り両業界が対立し、合意に至っていないためだ。

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