尹氏の報道官を務めるペ賢鎮(ペ・ヒョンジン)氏は8日の会見で、尹氏が国防部庁舎に設けられる執務室で就任初日から公務を開始したいと何度も強調したとし、就任日からの新執務室使用に焦点を合わせていると説明した。
ペ氏は国防部ができるだけ引っ越しを急ぐとの立場を明らかにしたが、セキュリティー上の問題ですぐに執務室を同部に移転できない状況であれば、臨時執務室の設置などさまざまな方策を考慮すると述べた。
政府は6日の臨時閣議で、執務室移転費用の一部にあたる360億ウォン(約36億円)の予備費支出を承認した。これを受け、次期政権への移行を準備する政権引き継ぎ委員会は就任日に合わせ、執務室を含む主要施設の移転準備が可能になったと判断している。
ただ、国防部が同部庁舎本館1~4階を使っている部署の移転を、韓米による定例の合同軍事演習の本演習である合同指揮所演習(4月18~28日)終了後へ先送りしたため、尹氏は就任日に臨時執務室で公務を開始することになりそうだ。
引き継ぎ委の関係者は、執務室が同部庁舎5階に移転するとの見通しが出ていることについて「大統領の警護や身辺の安全と関連がある問題なので、どの階に執務室が設置される予定かを話すのは適切ではない」と述べた。
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