外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官(共同取材)=(聯合ニュース)
外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官(共同取材)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は24日、米国が中国をけん制するために推進している経済協力構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」への参加に対する検討を積極的に進めていると発表した。 同部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官はこの日の定例会見で「韓国政府はIPEFを積極的に歓迎する立場だ」と述べ、このような立場を外交チャンネルを通じて米国側に正式に伝えたと説明した。 また、外交部の当局者も記者団に対し「政府は基本的に非常に積極的だ」と強調。「米国側が提案した内容の相当数の原則、基準、哲学などは基本的にわれわれが考えるものと一致している」と述べた。 IPEFは▼貿易促進▼デジタル経済と技術の標準▼供給網(サプライチェーン)の回復力▼脱炭素化とクリーンエネルギー▼インフラ――などで構成され、各分野で韓米間の意見の相違がほぼないとされる。 一方、ウクライナ問題に関して同当局者は「追加支援の必要性を非常に積極的に検討している」として、関連官庁と協議を始める段階だと明らかにした。 崔報道官は、米国と西側諸国の一部でロシアを主要20カ国・地域(G20)から除外する動きがあることに関しては「各国間で正式に議論したことはない」と述べた。 国連人権理事会に提出された北朝鮮人権決議案に韓国が共同提案国として参加する問題については、「草案の内容を検討している」と説明した。
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