北朝鮮による弾道ミサイルの発射模様(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮による弾道ミサイルの発射模様(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は5日午前、「北が東海上に向け、未詳の飛翔(ひしょう)体を発射した」と発表した。軍当局は飛翔体の飛距離や高度など詳細を分析している。 韓国軍当局は弾道ミサイル発射を探知した場合はすぐにメディアに公表することから、今回の発射が弾道ミサイルの可能性も指摘される。 北朝鮮の飛翔体発射は今年に入って9回目。直近では先月27日に朝鮮半島東の東海に向けて発射している。 軍当局は先月27日の飛翔体を弾道ミサイルと断定したが、北朝鮮はミサイルと言及せず、偵察衛星開発のためのカメラ実験を行ったと主張した。 この日の武力示威は韓国の大統領選をわずか4日後に控えて行われた。4日から2日間期日前投票が実施されており、これを意識した行動との指摘がある。また、ロシアによるウクライナ侵攻で米ロの対立が深まるなど不安な情勢の中で武力示威を続け、米国に対する交渉力を強める狙いがあるとの見方もある。
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