李在明、共に民主党大統領選候補(画像提供:wowkorea)
李在明、共に民主党大統領選候補(画像提供:wowkorea)
イ・ジェミョン(李在明)共に民主党(与党)大統領選候補が「文化を欲しがるな」と述べ、事実上、中国の‘韓服公正’に反対のメッセージを出した。これまで中国には「一方的に低姿勢を取っている」という批判を受けてきた与党陣営の雰囲気を意識するように公開批判のメッセージを出した李候補はこれに先立ち、米中の対立関係についても「どちらかを選択するのは屈従的な姿勢だ」と実用外交を強調した。

李候補は4日午後、自身のSNSを通じて「文化を欲しがるな。文化公正に反対する」というメッセージを載せた。メッセージの対象や背景についての説明はなかったものの、前日行われた北京冬季オリンピックの開会式での‘韓服物議’を意識した発言と思われる。

これに先立ち、中国はオリンピックの開会式に中国から56の民族代表などが参加した‘小市民たちの国旗伝達’という公演過程で韓服を着た参加者を代表に立てた。参加した女性が着ていた衣服は、白いチョゴリにピンク色のスカート姿で、髪も巻き髪と典型的な韓国伝統の韓服スタイルだった。

中国はこれまで、韓国の伝統衣装である韓服を‘漢服’と呼び、漢族の伝統衣装だと主張してきた。このため、20代・30代を中心に「韓国の伝統衣装まで中国が盗もうとしている」という‘韓服公正’という批判が強まっていた。この日もオリンピックの開会式で韓服を着た参加者が中国を代表して登場すると、主要インターネットコミュニティなどでは「中国は東北公正を試みている」という批判が相次いだ。

李候補が異例に中国を批判する内容のメッセージを公開したのは、これまでムン・ジェイン(文在寅)政府と与党が中国に低姿勢だったという20代・30代の批判を意識したように見られる。文政府の親中政策に対する批判が激しい状況で、中国に偏らない‘実用外交’を強調してきた李候補が差別化を図ったということだ。

これに先立ち、李候補は米中外交の対立状況に対する考えとして「ある方が『曖昧さを避け、どちらかを選択しなければならない』と言ったが、最も危険な考えだ。最も非主体的で屈従的な姿勢であり、自身に対する確信がなく、どこに行けばいいか分からない人だけがするそんな態度だ。我々を中心として判断すべきである」と強調した。

ライバルのユン・ソンニョル(尹錫悦)国民の力(野党第一党)大統領選候補が主張する反中は警戒しながらもどちらか一方には偏らないという意味で、李候補は「米国と中国を同時に選択できるように、どちらも選択しないこともでき、事案によってはどちらかを少し多く選択することもできる。過去のように萎縮し、臆病になる必要はない」と付け加えた。

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