新型コロナの検査を待つ市民(資料写真)=(聯合ニュース)
新型コロナの検査を待つ市民(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は26日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1万3012人増え、累計76万2983人になったと発表した。1日当たりの新規感染者が1万人を超えるのは初めてで、過去最多となる。これまで最多だった前日の8571人を4441人上回った。

 変異株のデルタ株より感染力が2倍以上強い「オミクロン株」が韓国内で主流となり、感染者数が急増している。この日の新規感染者数は1週前の19日の5804人の2倍以上で、2週前の12日の4383人の約3倍に達する。

 京畿道での新規感染者数は4221人、ソウル市は3178人で、ともに過去最多を更新した。

 政府は大規模な流行が予想されるとして、新型コロナの防疫体系をこの日から「オミクロン株対応段階」に転換した。ワクチン接種完了者の隔離期間は10日から7日間に短縮される。オミクロン株が主流になっている光州市、全羅南道、京畿道平沢市、同道安城市では濃厚接触者と60歳以上のみがPCR検査を受けられる。それ以外の人は迅速抗原検査で陽性が判明すればPCR検査を受ける。

 感染者数は急増しているが、重篤・重症患者や死者の増加にまではつながっていない。重篤・重症患者は385人で、前日比で7人減った。死者は32人増え、計6620人となった。だが、防疫当局は感染者数の急増に伴って2~3週間後に重症者数が再び増加する可能性が高いとの見方を示した。


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