トランスペアレンシー・インターナショナルが「腐敗認識指数」を発表した=(聯合ニュース)
トランスペアレンシー・インターナショナルが「腐敗認識指数」を発表した=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】汚職・腐敗防止活動を展開する非政府組織(NGO)のトランスペアレンシー・インターナショナル(TI、本部ドイツ・ベルリン)が25日発表した2021年版の「腐敗認識指数」によると、韓国は100点満点中62点で、評価対象180カ国・地域のうち32位だった。前年から1ランク上昇した。上昇は5年連続。経済協力開発機構(OECD)38加盟国のうちでは22位と、やはり前年から1ランクアップした。 腐敗認識指数は公共部門の腐敗に対する専門家・経営者の認識を100点満点で換算した指標。点数が高いほど清潔で、低いほど汚職・腐敗度が高い。 清潔度が最も高い国はデンマーク、フィンランド、ニュージーランド(各88点)で、次いでノルウェー、シンガポール、スウェーデン(85点)が4位となった。 最下位の180位は南スーダン(11点)で、シリアとソマリアが13点で178位となった。 アジア太平洋諸国では、香港が12位(76点)、日本が18位(73点)、台湾が25位(68点)で韓国を上回った。北朝鮮は16点でアフガニスタン、イエメンとともに174位にとどまった。 韓国は16年に52位となって以来、51位、45位、39位、33位、32位と5年連続で順位が上昇した。 ただ、トランスペアレンシー・インターナショナル・コリアは、32位という順位は世界10位圏の経済力などを備えた韓国の地位に照らすと依然低いと指摘。国民権益委員会の反腐敗機関としての独立性と統括機能の強化、職務関連情報を利用した公職者の私益追求の防止に向けた「利害衝突防止法」と公職者らに対する贈り物などに上限金額を設けた「不正請託および金品など授受の禁止に関する法律」の厳格な施行などを促した。
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