韓国では日本ビールの輸入額が「NO JAPAN」以前と比べて、依然として90%以上減少していることがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国では日本ビールの輸入額が「NO JAPAN」以前と比べて、依然として90%以上減少していることがわかった(画像提供:wowkorea)
韓国で昨年、日本ビールの輸入額は小幅に増加したが、2019年7月の日本製品不買運動前と比較すると、依然として90%以上減少していることがわかった。

韓国関税庁と酒類業界によると、昨年における日本ビールの輸入額は687万5000ドル(約7億8200万円)で、前年より21.3%増加した。

日本ビールの輸入額は2018年の7830万ドル(約89億円)がピークで、2019年に3975万6000ドル(約45億2300万円)へと急減したことにつづき、2020年には566万8000ドル(約6億4500万円)へとさらに急減した。

昨年における日本ビールの輸入額は小幅に増加したが、2018年に比べると依然として91.2%も減少した数値である。

韓国の昨年における輸入ビールの原産地をみると、1位はオランダで輸入額は4343万2000ドル(約49億4200万円)に達した。オランダから輸入されるのは「ハイネケンビール」である。つづいて中国・ベルギー・ポーランド・米国・アイルランド・ドイツ・チェコ・日本の順であった。

日本ビールの輸入急減により、韓国のビール総輸入額も大きく減少した。日本ビールが最も韓国に輸入された2018年の総輸入額は3億968万3000ドル(約352億3600万円)であったが、昨年の総輸入額は2億2310万ドル(約253億8900万円)である。

一方、韓国のビール輸出額も2018年(1億5444万4000ドル/約175億7600万円)のピークを迎えた後、下降し始め、2019年の1億4622万9000ドル(約166億4100万円)の減少につづき、新型コロナウイルス感染症が発生した2020年には6853万ドル(約78憶円)に急減した。

しかし、韓国ビールの対日輸出額は前年よりも289.1%急増した668万5000ドル(約7億6100万円)となり、2011年(953万9000ドル/約10億8500万円)以降、10年ぶりに最も多かった。

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