韓国も事実上、オミクロンが優勢種…検出率 47%(画像提供:wowkorea)
韓国も事実上、オミクロンが優勢種…検出率 47%(画像提供:wowkorea)
韓国も事実上、オミクロン変異が優勢種となった。新規感染者の半数近くにオミクロン変異ウイルスが検出されているからだ。オミクロン変異は他の変異に比べて伝播速度が速く、来月初めには新規感染者数が2万人台に急増する可能性があるという見通しが出ている。

22日、中央防疫対策本部が明らかにしたところによると、この日午前0時現在のコロナ新規感染者数は7009人だった。新規感染者数が7000人台になったのは、昨年12月22日(7454人)以来1か月ぶりになる。

コロナの新規感染者数が再び速いスピードで増え、予想より4日以上早く7000人台になったのは、伝播速度が他の変異より速いオミクロン変異の感染が広がっているからだ。特に今週(16~19日)、国内で確認されたオミクロン変異検出率は47.1%と集計された。コロナ新規感染者のうち半数ほどがオミクロン変異に感染したということになる。事実上、韓国でもオミクロンが優勢種になった。

オミクロン変異の拡散でコロナの状況はさらに悪化する見通しだ。オミクロンはデルタより伝播速度が速く、ワクチンの接種効果が落ちるという。

実際、オミクロンの基礎感染再生産指数はデルタ変異が初めて発生した時とほぼ同じ5~9程度になる。基礎感染再生産指数とは、感染者1人が周辺に何人感染させているかを示す指標だ。このため防疫当局は、オミクロンの拡散で新規感染者数が来週には7000~8000人台、2月初旬か中旬には2万人台の感染者が出る可能性があると見ている。

これと共に、オミクロン変異は首都圏より非首都圏でさらに拡散している。20日、非首都圏での新規感染者数は、コロナが流行してから初めて2000人台となった。地域発生感染者数は、キョンギド(京畿道)2383人、ソウル1535人、インチョン(仁川)542人など、首都圏で4460人(66.3%)が出て、割合は70%以下に下がった。一方、非首都圏ではテグ(大邱)442人、プサン(釜山)231人、クァンジュ(光州)246人、キョンサンナムド(慶尚南道)215人、キョンサンブクド(慶尚北道)198人、チュンチョンナムド(忠清南道)191人、チョルラブクド(全羅北道)167人、チョルラナムド(全羅南道)152人、チュンチョンブクド(忠清北道)143人、テジョン(大田)118人、カンウォンド(江原道)87人、ウルサン(蔚山)50人、チェジュ(済州)17人、セジョン(世宗)12人など、2549人(36.4%)と集計された。

特に大邱地域では、2020年3月の新天地事態に触発された1次大流行以来、1年10か月ぶりに最も多くの感染者が出た。今回は宗教施設関連(38人)の感染だけでなく、学習塾、児童センター、居酒屋など、多様な生活施設で集団感染が発生した。

中央災難安全対策本部のイ・ギイル第1統制官は「今年の旧正月連休を含む1~2週間、オミクロンがデルタ変異に代わり、(全体の)80~90%水準までになる。これにより、感染者の増加は避けられず、感染者数の統制よりも高危険群に対する迅速な診断・治療に集中しなければならない」と述べた。

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