会見に臨む鄭氏(共同取材団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
会見に臨む鄭氏(共同取材団)=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国南西部・光州で建設中のマンションの外壁が崩れ落ちて1人が死亡、5人が行方不明となっている事故で、施工会社の建設大手・HDC現代産業開発の鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長が17日、本社で記者会見を開いて謝罪し、同会長職を辞任する考えを明らかにした。また、同マンションについて、安全点検に問題があるという結論が出れば分譲契約の解除に加え建物の完全撤去や再施工も検討すると説明した。

 光州では昨年6月、再開発のため解体工事中のビルが倒壊し、市内バスが下敷きになって乗客9人が死亡する事故が起きている。施工主体は今回の事故と同じHDC現代産業開発だった。

 鄭氏は「光州で起きた2件の事故により、国民を大きく失望させた」と述べて頭を下げ、「顧客と国民の信頼を取り戻すためのあらゆる対策を立て、実践していく」と伝えた。

 鄭氏はHDC現代産業開発の会長職の辞任を表明した一方、「大株主としての責任を果たす」と述べ、持ち株会社であるHDCの代表取締役会長の職は維持する考えを示した。


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