14日、韓国クァンジュ(光州)広域市にあるHDC現代産業開発が建設する新築マンションの崩壊事故現場から5m離れた場所に位置する商店街が悲鳴を上げている。去る11日の事故発生当日、数百もの鉄筋、コンクリートの破片が商店を襲った。30以上の店舗で営業がストップし、一部は破片により負傷した。新型コロナウイルスによる景気低迷で影響を受けた自営業者にさらなる追い打ちをかけた状態だ。
事故現場付近の道路は構造物の残骸で接近するのが難しい。二次被害の恐れから道路が統制され、物寂しい雰囲気だ。13日から安否不明者の救助作業が再開されたが、捜索は難航している。来る16日にタワークレーンの解体作業を終え、マンション上層部での捜索が本格的に始まる予定だ。
2006年から文具の卸売り事業を展開するキム・ギホンさんは「今回の事故は人災に違いない。(事故以前も)破片などが数十回に渡って落ちてきて、建物に亀裂も入っている。嘆願を提起したが、これを黙殺したことが惨事につながった。いまは生存者の救助が優先であり、当局にできる限り協力している」と伝えた。
実際の現場を見ると、とても残酷だ。
交通量の多い店舗前の道路には、自動車20台余りが埋まっていた。このうち10台は形態が分からないほど押しつぶされている。事故当時、車内は無人であったため大惨事を免れた。
別の商店のオーナーは「1分はやく外に出てしまっていたら、巻き込まれていたかもしれない。現代産業開発の免許は取り消すべきだ」とし、「施工会社も問題だが、この事業を承認し、管理・監督を怠った光州市や西区庁にも責任がある」と吐露した。
一方、光州警察は事案の重大性を考慮し捜査本部を構成、事故原因の究明と責任者への処罰などに向け捜査に突入した。
これを前に11日午後3時46分頃、花亭アイパークの建設現場39階部分でコンクリートを打設していたところ、23~38階の外壁など構造物が崩壊した。この事故で作業員1人が軽傷で治療を受け、6人の安否が分からないままとなっている。
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