福島第1原発の処理水、今年の発生量が30%減少=韓国報道(画像提供:wowkorea)
福島第1原発の処理水、今年の発生量が30%減少=韓国報道(画像提供:wowkorea)
30日付けの東京新聞が今年、福島第1原子力発電所で発生した処理水の量が昨年より大幅に減ったと報じた。

 東京新聞の報道によると、今年発生した福島第1原発の処理水は昨年に比べて30%程度減少した4万5000トンだ。

 福島第1原発は2011年の東日本大震災で爆発事故が起きた後、原発内の地下水や雨水などの流入によって放射性物質が含まれた処理水が発生している。

 福島第1原発内における処理水の1日当たりの平均発生量は2016年に493トン、2017年に301トン、2018年に211トン、2019年に185トン、2020年に170トン、今年は126トンと減少し続けてきた。日本政府と東京電力の処理水低減対策などの影響だ。

 福島第1原発を運営する東京電力は処理水を多核種除去設備(ALPS)で浄化処理し、原発敷地内の貯槽に保管している。

 ただ、浄化処理をしても処理水に含まれる三重水素(トリチウム)という放射性物質は除去されない。日本政府は浄化処理した処理水を海水で希釈し、三重水素の濃度を基準値以下に下げて2023年春から海洋に放流すると今年4月に発表している。

 日本政府と東京電力は処理水の発生量の減少を考慮し、タンクがいっぱいになると推定される時期を2022年秋から2023年春に延期した。東京新聞はタンクがいっぱいになる時期が2023年9月に再びずれ込み、処理水の放流を急がなければならないという前提期限が変わる可能性があると見通した。

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