韓国の新規感染者「4325人」…オミクロン株、ソウル市内で拡散か

韓国の新型コロナウイルス新規感染者は4325人を記録した。週末の総検査数の減少で3日ぶりに感染者は5000人台から4000人台に減少した。オミクロン株の感染者は12人増え24人を記録した。

インチョン（仁川）市のミチュホル（弥鄒忽）教会で発生した感染者のうちオミクロン株への感染が疑われる韓国外国語大学・キョンヒ（慶煕）大学・ソウル大学の留学生各1人の感染が判明すれば、ソウル地域にもオミクロン株が伝播していると考えられる。疾病管理庁はこれに関する結果をあす（7日）発表すると明らかにした。

中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準の新規感染者は4325人と集計された。国内発生の感染者は4296人、海外流入の感染者は29人で、累積感染者は47万7358人だ。

このうち国内のオミクロン株感染者は海外流入2人、国内感染10人の12人が増え、累積24人を記録した。

入院中の重症者は727人だった。死亡者は41人で累積死亡者は3893人（致命率0.82%）だ。

全国の重症者専門病床（以下、5日午後5時基準）は1237床中994床（80.4%）が使用中だ。首都圏の重症患者病床は754床中688床（91.2%）が稼働中だ。

新型コロナウイルス予防接種対応推進団は、新たなワクチン1次接種者が1690人で累積4267万8737人、累積接種率は83.1%を記録したと明らかにした。新たに2次接種を完了した人は1963人で累積4134万1888人、80.5%だ。新たな3次接種者は3650人で累積395万6401人、7.7%だ。

キム・ブギョム（金富謙）首相はこの日、新型コロナウイルス対応中央災難安全対策本部会議で、「オミクロン株の脅威が次第に可視化されてきている」とし、「政府は年末までオミクロン株への対応にすべての防疫力量を集中させる」と述べた。

金首相はこの日、△オミクロン株への対応、△ワクチン接種の加速化、△病床拡充、△在宅治療の拡大、の4つを主な課題として提示した。