台湾出身の歌手・千百恵が中国の身分証を公開する動画が大きな話題に＝中国報道

台湾出身の歌手・千百恵が「TikTok」で中国の身分証明書（居民身分証）を公開し、インターネット上で話題となっている。

　千百恵は1980年代に「走過珈琲屋」「想你的時候」などがヒットし、一世を風靡した。

　その後、芸能活動を中断していたが、2003年に復帰。しかし、芸能界での存在感は薄く、ウェイボー（中国のSNS）のフォロワー数も数万人程度にとどまっていた。しかし、今年11月27日に中国の身分証を公開する動画が話題となり、動画の閲覧数は2億件近くに達した。

　千百恵は今年3月から、中国・四川省成都市に居を移した。現在は近所の人たちと麻雀をするなど、地域社会の一員として生活している。また、成都市をテーマとした新曲を発表するなど、現地への愛着を示している。
　　
　しかし、一部のネットユーザーからは「（身分証公開は）大陸で金もうけするため」という批判が上がっている。これについて、千百恵は「身分証は20年以上前に取得したもの」とし、「どこにいても祖国は私のより所」と話した。