尹候補はこの日の午後、ソウル市ヨイド(汝矣島)の党本部近くのあるカフェで青年委員会発足行事を行い「大統領になれば大統領室をはじめ、すべての政府部処に青年補佐役を配置する」と公約した。
続いて「これまでの既得権で定着した中高年層の考えだけでは、韓国社会全体に展開される普遍的行政や政策を展開していくことは不可能だ」と述べた。
青年委員会は、選挙対策委員会青年本部とは別の候補直轄組織で、尹候補が委員長を務める。
委員会には、コリョ(高麗)人同胞・ワーキングママ、脱北青年、ヒップホップフェスティバル制作者、農業スタートアップ代表のように異色の経歴を持つ人物はもちろんのこと、住居福祉、原子力、国防安保、外交などの様々な政策分野で頭角を現わす‘青年専門家’たちが大勢含まれた。尹候補を除くと最年長が39歳、最年少が27歳となる。
キム・ウネ(金恩慧)選挙対策委員会報道官は青年委員会の構成趣旨について「既存の政治文法に入ってこなかった様々な経験、職種を持った青年たちの声をろ過することなく聞き、選挙過程で政策・システムに溶け込むよう尹候補が直接指示するということ」と説明した。
既存の選挙対策委員会の枠組みを破った画期的なアイデアで、青年たちの幅広い参加を引き出し、究極的には党内選挙の過程で尹候補の弱点とされた青年層の支持率を高めるという意図がうかがえる。一方、実務組織である青年本部も外延拡大に注力していく見通しだ。
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