アプリで知り合った女子中学生に性的暴行男性3人「無罪」=韓国(画像提供:wowkorea)
アプリで知り合った女子中学生に性的暴行男性3人「無罪」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、チャットアプリを通じて知り合った女子中学生2人と、モーテルで一緒にお酒を飲み、性的関係を持った容疑で、裁判に立った20代男性3人に、無罪が言い渡された。

24日、韓国ウィジョンブ(議政府)地裁刑事合意13部は、児童・青少年の性保護に関する法律違反(準強姦)の疑いで起訴されたA氏とB氏、性暴力犯罪の処罰などに関する法律違反(特殊準強姦)の疑いで起訴されたC氏に対して、無罪を言い渡した。

A氏らは2018年10月、チャットアプリで知り合った女子中学生DさんとEさんに会い、自分の車に乗せ、キョンギド(京畿道)のモーテルに行き、お酒を飲むゲームをしながら、Dさんなどに飲酒をさせた。

この過程でA氏はDさんと、B氏とC氏はEさんと強制的に性行為におよんだ。

Dさんらは「やめて」などと叫ぶなど、拒否の意志を明らかにしたが、強制的に性的暴行におよんだ。

検察は、A氏など3人に対し、酒に酔って心身喪失状態にある被害者に強姦したとし、準強姦と特殊準強姦など関連法を適用して起訴した。

裁判部は「被告人3人が、被害者と性行為をした事実が認められる」とし「被告人が合意のもとだと主張するが、捜査機関及び陳述には信じ難い部分があり、暴行や脅迫など、意志を制圧させる威力などがなかったのか、疑わしい情況がある」と見た。

しかし裁判部は、検察が提起した公訴事実を指摘し、被告人に対して無罪を言い渡した。

裁判部は「公訴事実は、被告人が、酒に酔って心身喪失状態にある被害者を姦淫したという、検察が提出した証拠だけで、事件当時、被害者が心身喪失状態にあったという点を証明するには足りず、これを認める証拠がない」と判示した。

裁判部は、被害者の陳述を通じて、状態や言動などで性関係当時、被害者が相手に自分の意志を明確に伝える意識と能力があったと判断した。

また、「判断能力がなかった、もしくは著しく低下した状態だったと断定するには難しい」とし、「被害者が酒を飲んでいた状態ということを考慮しても、“アルコールブラックアウト”状態に置かれていなかったと判断する」と説明した。

一方、検察はこの事件判決に不服申し立てをし、裁判所に控訴状を提出したことが確認された。

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