北朝鮮で「イカゲーム」を見た学生に無期懲役、販売者は銃殺(画像提供:wowkorea)
北朝鮮で「イカゲーム」を見た学生に無期懲役、販売者は銃殺(画像提供:wowkorea)
北朝鮮がNetflixドラマ「イカゲーム」を密かに見た高級中学(日本の高等学校に相当)の生徒に重刑を宣告していたことが分かった。

韓国ドラマ「イカゲーム」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

 米国の北朝鮮ニュースサイト「自由アジア放送」(RFA)が23日(現地時間)、北朝鮮内部の消息筋を引用し、「先週初め、咸鏡北道清津市の高級中学生7人が『イカゲーム』を視聴している途中、検閲に摘発された」と報じた。

 続いて「事件が中央に報告され、韓国ドラマが入っているUSB装置を(中国から)持ち込んで販売した住民は銃殺され、これを購入して視聴した生徒は無期懲役、一緒に視聴していた生徒は5年間の労働教化刑を受けた」と伝えた。

 消息筋は「今回の事件を『反動思想文化排撃法』制定後、初めて摘発された青少年の犯法事例として、問題視している」と話した。

 また「生徒が属する高級中学校校長、青年秘書、担任教員が解職され、党員名簿から除名された」とし「彼らが炭鉱や奥地に追放されることは確実だと見られ、他の教員も不安がっている」と付け加えた。

 これに先立ち、RFAは今月17日、中国で違法コピーされた「イカゲーム」が北朝鮮・ピョンヤン(平壌)など大都市を中心に違法に流通し、人気を集めていると伝えている。

 特に「イカゲーム」は平壌のお金持ちや若者の間で人気を博しているという。劇中で脱北民として出てくるカン・セビョクも、北朝鮮住民の間で注目を集めている。

 北朝鮮では、反社会主義文化の拡散を防ぐため、外国から持ち込んだドラマ、映画を厳しく禁止している。これに違反して取り締まりに引っかかった場合、死刑を言い渡されることもある。
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