国連人権事務所「中国はコロナ初期に『武漢の実状』を伝えた市民記者釈放を」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
国連人権事務所「中国はコロナ初期に『武漢の実状』を伝えた市民記者釈放を」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
国連人権高等弁務官事務所は、中国当局に新型コロナウイルスの発生初期に、封鎖された中国湖北省武漢の実状を伝えた市民記者を釈放するべきだと訴えた。

19日(現地時間)、英紙ガーディアンなどによると、国連人権高等弁務官事務所のマルタ・ウルタド報道官は声明で、「中国当局は中国人市民記者の張展氏を無条件に釈放すべきだ」、「自由な情報のやり取りは公衆衛生の非常事態のような危機的状況の初期に特に重要だ」とした。

元弁護士の張展氏は昨年2月、中国武漢でソーシャルメディアなどを通じて新型コロナウイルスの混乱した状況と当局の対応を暴露した。彼が外部に公開した記録映像は120ほどだ。張展氏は、政府が十分な情報を提供せず都市を封鎖するのは、非常に大きな人権侵害だと指摘した。

張展氏は昨年5月中国公安に逮捕され、同年12月に公共秩序騒乱の罪で懲役4年の刑を言い渡された。この過程で彼は無罪を主張し、ハンガーストライキをおこなっている。最近、張展氏の家族は「彼は身長が177センチだが、現在の体重は40キロ」だとあかし、「危険な状態」だと伝えた。

張展氏を釈放せよという要求は現在、国際アムネスティ、国境のない記者団など国際社会で相次いでいる。米国務省も今月8日(現地時間)、報道官を通じて「張展氏の健康が懸念される」、「釈放を求める」とした。しかし、中国当局は「干渉に反対する」と拒否する姿勢だ。
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