1人の男性が入国時に虚偽の申告で488人が隔離措置に=中国報道(画像提供:wowkorea)
1人の男性が入国時に虚偽の申告で488人が隔離措置に=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国広西チワン族自治区憑祥市の裁判所が17日、中国入国の際、健康申告カードに虚偽の記載をした男性に対して、国境衛生検疫を妨害した罪で懲役2年、執行猶予3年、罰金20万元(約360万円)の判決を言い渡した。

男性がベトナムを訪れた際、現地での隔離期間中に宿泊していたホテルで、新型コロナウイルス感染者が多数確認された。また自身も発熱などの症状がみられていたという。さらに、隔離期間中に隔離防疫規定に反してホテルから抜け出し、友人と会っていた。

男性は2021年4月、友誼関(中国とベトナムの間に位置する関所)を通ってベトナムから中国に帰国した際、この事実を健康申告カードに記載しなかった。

男性のずさんな申告により、中国到着後に移動のため乗車した車の他の乗客、運転手及び隔離用ホテルにいた他の宿泊者459人に、集中隔離措置や隔離期間の延長措置が取られた。

これにより集中隔離施設の宿泊代など、64万5862元(約1000万円)の経済的損失が生じた。また、友誼関の現場職員29人が14日間の自宅隔離となり、通常業務に深刻な支障をもたらした。

裁判所は審理を経て、男性が新型コロナウイルスの感染を拡大させる可能性を知りながらも、健康申告カードにその事実を記載せず隠蔽し、感染拡大の危険を招いたと判断した。

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