2020年、仁川空港利用客が前年比83%減に=韓国(画像提供:wowkorea)
2020年、仁川空港利用客が前年比83%減に=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの流行で、昨年、インチョン(仁川)国際空港の利用客が前年より80%以上減少した。

国際空港協議会(ACI)によると、昨年、仁川空港を利用した国際線旅客は約1195万人だった。2019年の旅客数(約7057万人)と比べると83.1%減少した。新型コロナの流行で海外旅行需要が激減した余波だというが、世界の旅客数平均(75.8%減)よりも仁川空港の減少幅がさらに目立った形だ。

各国の空港間国際旅客運送順位も下落した。2019年に仁川空港の旅客運送順位は世界5位だったが、2020年は8位となった。国土交通部(国土交通省に相当)は、中東を除くアジア地域で1位の座を守ったという点で胸をなでおろした。昨年国際旅客運送順位1位は、アラブ首長国連邦のドバイ国際空港だった。

一方、昨年、仁川空港の国際航空貨物の運送量は276万トンと2019年の266万トンより増加した。これは香港国際空港、上海浦東国際空港に続き、世界3位に該当する量だ。コロナ禍において電子機器などの物流需要が増えたことが運送量増加につながったとみられる。

国内の航空旅客需要は昨年第2四半期に底を打ち、現在は回復途中といえる。今年第3四半期の航空旅客数は909万人だ。2019年同時期の3123万人と比較すれば、3分の1水準にしか達しないが、昨年同時期の779万人よりは16%増加した。

キム・ヨンソク国土部航空政策室長は「ウィズコロナ時代を迎え、防疫手続きの簡素化、旅行バブルの拡大を通じて、段階的な国際路線の再開など航空需要の回復を準備する。長期的な観点で航空産業の体質改善に向けて新たな戦略を持続推進していきたい」と話した。
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