WHO(世界保健機関)の諮問機関は、新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種した証明書いわゆる「ワクチン・パスポート」を、海外旅行の唯一の条件として要求してはならないと勧告した。

WHOの新型コロナ緊急委員会は26日(現地時間)、新型コロナワクチンに対する制限された接近と不平等な配分を理由にあげ、先のように伝えた。

また緊急委員会は、WHOが緊急使用リストにあげた新型コロナワクチンを全て認めるよう各国に要求した。

WHOはこれまで、ファイザー・モデルナ・アストラゼネカ・ヤンセン・シノファーム・シノバックの新型コロナワクチンの緊急使用を承認している。

さらに緊急委員会は、「年末までに各国の人口の40%以上が接種する」というWHOの目標達成のために、生産能力の拡大とワクチン共有を求めた。

現在、緊急委員会は「新型コロナパンデミックが依然としてWHOの最高レベルの警報である “国際的公衆保健非常事態(PHEIC)”だ」と判断している。

今回の勧告事項は、今月22日に開かれた緊急委員会会議の結果である。

緊急委員会は新型コロナの拡散状況を評価するため、通常3か月ごとに会議を開いている。

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