国家安保室長「北朝鮮が短距離ミサイルに核弾頭を搭載出来るかは断定し難い」=韓国(画像提供:wowkorea)
国家安保室長「北朝鮮が短距離ミサイルに核弾頭を搭載出来るかは断定し難い」=韓国(画像提供:wowkorea)
26日、叙勲(ソ・フン)国家安保室長は、北朝鮮の核弾頭開発と関連し「北朝鮮が小型化、軽量化を追求している」と述べた。ただし、短距離ミサイルに核弾頭を搭載することが出来るかについては、断定的に言うことは難しいという立場を示した。

叙室長は、同日行われた国会運営委員会の国政監査において、北朝鮮の短距離ミサイルに核弾頭を搭載することは可能かという太永浩(テ・ヨンホ)韓国最大野党「国民の力」議員の質問に対し、このように回答した。

叙室長は「短距離ミサイルに核弾頭を搭載することが出来るか否かは、もう少し見る必要がある」と説明した。9月には、徐旭(ソ・ウク)国防長官が、北朝鮮の巡航ミサイルに小型の核弾頭を装着することは可能かという質問に対し、限界値に達しているため可能と判断すると回答した。

叙室長は「現在、韓国軍は、北朝鮮が開発中である短距離ミサイルや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などに備える能力を十分に有している」と強調した。

また、叙室長は、文在寅(ムン・ジェイン)政権の任期終盤に「南北首脳会談」を開催する可能性について「不確実なものが多く、予想し難い」と回答した。更に、「今、ようやく(北朝鮮との)連絡線が整備された状態」とも述べた。

同時に、叙室長は、終戦宣言をしてから北朝鮮が在韓米軍の撤退を要求する可能性について「そのような畏れがある」と認めた。しかし、終戦宣言の必要性はあると判断した。叙室長は「終戦宣言がこの時期に必要な理由は、信頼が無く、対話が長らく中断された状態で、会って話す材料として終戦宣言ほど良いものは無い」と説明した。また、「会って話をすれば、自ずと終戦宣言が平和体制と結びつく。これは、非核化と並行しなければならない。非核化と結びつけることが出来るという有用性を鑑み、大統領が提案して国際社会に説明した」とも述べた。

米国や中国など、周辺国の反応については「私も、米国と十分に議論した」とし、「相当な共感を得て推進する問題であり、緊密に協議している過程である」と回答した。また、「他国の意見に深く傾聴することは出来なかったが、報道を見ながら、それに反対する国は無いと承知している」とも述べた。

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