台湾・中国のCPTPP加盟申請問題 シンガポールが「中国支持」を表明=台湾報道(画像提供:wowkorea)
台湾・中国のCPTPP加盟申請問題 シンガポールが「中国支持」を表明=台湾報道(画像提供:wowkorea)
中国と台湾が同時にCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定)への加盟を申請している問題について、来年の議長国・シンガポールが中国支持を明らかにした。

 中国外交部の公式ホームページによると、中国外交部の劉勁末氏は20日、シンガポール大使の呂徳耀氏と会談。その中で、呂大使は「中国の(CPTPP)加盟を歓迎・支持する」と述べた。

 中国外交部は先週15日、習近平国家主席とシンガポールのリー・シェンロン首相が電話で会談した際に、リー首相が中国のCPTPP加盟を歓迎・支持すると話したことを伝えていた。

 CPTPPは日本、カナダ、オーストラリア、ベトナム、ニュージーランド、シンガポール、メキシコ、ペルー、ブルネイ、チリ、マレーシアの11か国によって締結された多国間貿易協定。

 中国外交部の趙立堅報道官は9月23日の定例記者会見において、中国は「台湾地区」の加盟に断固反対すると表明していた。

  台湾行政院政務委員・トウ振中氏は先日、CPTPPの今年の議長国が日本であることから「台湾が加盟できる確率は高い」と発言。これに対し、日本台湾交流協会主席副代表・星野光明氏は「(台湾は)楽観的過ぎる」と述べるなど、台湾加盟の可能性に否定的な見解を示していた。
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