8月26日、最終点検のため、発射台に設置されたヌリ(科学技術情報通信部提供)=(聯合ニュース)
8月26日、最終点検のため、発射台に設置されたヌリ(科学技術情報通信部提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の独自技術で開発したロケット「ヌリ」の発射準備が20日、打ち上げを翌日に控え本格的に始まる。

 科学技術情報通信部と韓国航空宇宙研究院によると、ヌリはこの日発射台に移され、起立作業が進められる。

 ヌリは南部の全羅南道・高興の羅老宇宙センターから発射される。センター内での組み立て作業を終えた後、この日午前7時ごろセンター内の第2発射台に移される。

 ヌリは1.5トン級の実用衛星を地球低軌道に乗せることができる3段式ロケット。全長47.2メートル、重量は200トンになる。

 2010年3月に始まったヌリ開発事業は18年11月にエンジンの性能を検証するための試験用ロケットが打ち上げられ、21年3月にはエンジンの総合燃焼試験に成功した。これを通じて韓国のロケット技術はすでに世界で認められている。

 発射は21日午後4時とみられている。発射の約1時間30分前に予定時刻が発表される。

 気象状況の悪化や技術的問題が発生すれば10月22日~28日に変更される。変更は発射管理委員会が決める。

 今回の発射の結果と関係なく、2022年5月19日に2回目の発射が行われる。今回と同様に打ち上げ予定日翌日の1週間(5月20~26日)が打ち上げ予備期間になる。


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