ポーランド「不法移民者の追放許可」の法案通過…国際法「違反」の懸念

ポーランドは、国境を越えてきた不法移民者に対する即刻追放を許可する法案を通過させたことで、国際法との衝突が予想される。

14日（現地時間）ロイター通信によると、ポーランド議会は国境守備隊が不法移民者を国境で摘発した時、局長の命令にしたがって追放することができるようにする法案を通過させた。これは、外国人庁長が摘発された不法移民者に対する保護措置の申請を無視することができるということである。

ポーランドは、最近国境を越えようとする不法移民者の数が急激に増えていることを明らかにしている。最近ポーランドの国境近くでは、6人の難民が死亡したまま発見された。

難民のほとんどは、アフガニスタンとイラクから来た人である。

しかし、この法案は国際法と衝突する可能性がある。国際法によると、難民は亡命を申請する権利があり、潜在的亡命申請者を危険な第3国に送ることを禁止しているためである。

EU（ヨーロッパ連合）は「EU加盟国は国境を保護する義務もあるが、それよりも法を守るべきだ」と伝えている。